【おことわり】
このブログは「超初心者」を読者に設定しています。
学校でいうと中学入学から、NHKでいうと「基礎英語」の内容です。しかもその内容をさらにクドメに説明していきます。
「英語が感覚でわかる」方、「ニュアンスが外人のように頭に入ってくる」という方には全く不必要な内容ですし、筆者も帰国子女ではありませんのでつっこみどころも出てくるでしょう。そういう方はここでおひきとりください。
・・・よろしいでしょうか? では、どうぞ。
さて、初めて外国人と会話するとき、あなたが最初に話す内容を想像してみて下さい。
「私の名前は太郎です。」
「札幌の大学生です。」
「年は22才です。」
「父は医者で、母はジャーナリストです。」
「彼女募集中です」
そう、自己紹介ですね。
あるいは、3、4才の子供がお母さんと会話している内容を考えてみましょう。
「ママー、おなかすいたー」
「ママー、あついー」
「ママー、もうつかれたー」
っていうような、自分がどんな状態かを伝えるのが親子の会話の最初でしょう。
上の二つのパターン、これはもうどの言語、文化に関わりなく、会話のド基本ですよね?
日本でも外国でも、英語の教科書や基本的な文法書はここからはじめることが当然多いです。
でも、ここで、英文法の一番基本的な約束事のことを考えなくてはいけません。それは、
「文には必ず主語がひとつ、動詞がひとつなくてはいけない」、というものです。
もう一回いいますよ。
「文には必ず主語がひとつ、動詞がひとつなくてはいけない」 んです。
ここでちょっと最初の、「私の名前は太郎です。」を考えてみましょう。動詞、どこにありますか?
後半の「ママー、あついー」にいたっては、主語も動詞も見当たらない。ママは主語ではないですよ。ママが「あつい」わけではないですから。
これはね、日本語の文に関して言えば、「主語-動詞」の原則は英語ほど厳密ではない、ということをあらわしているんです。
もちろん、英語でもこういう、「-は~だ」とか、「-は~の状態である」という表現で、「動き」が特別意識されている訳ではありません。
でもね、英文法は、ここで、「無理やりにでも、動詞を入れないと、なんかおさまりがわるいな」と考えます。この、主語-動詞の関係は、あらゆる文型の全ての文にあてはまる、絶対不変の原則だからです。
“My name” と ”Taro” を並べただけで、意味としては十分伝わるんですが、なんかしっくりこない。
ちょうど、外国人に、「ワタシ、ナマエ、ジョン」って言われたら意味は分かるけどたどたどしさを感じるでしょう?
それはね、日本語が文の体をとるために、「~の」とか「~は」とか「~です」という言葉を要求するからなんです。
英語の場合、動詞が文から欠落している場合に、それくらいの違和感を感じると考えてください。
(口語文などで動詞が省略されることはありますよ、「あんたバカァ?」というニュアンスでいう You idiot! とかね。でも、これはYou are an idiot. という文を崩している、という共通認識のもとで使われているんです。 )
そこで登場するのが、「be動詞」というわけです。 (続きます)